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VISION

家づくりというライブを
楽しみ尽くせ!

妄想から打ち上げまで

自分の家なのに、自分でつくることができないのはなぜだろう。

「◯人家族だから◯LDK」と自動的に決められていく間取り、オプションからしか選べない「自分らしさ」、長い時間暮らしていくのに、誰がどうやって、何でつくったのかわからない空間…。僕たちは、そんな日本の家づくりに、疑問を抱き続けてきました。自分の家を、自分でつくれたら。家にも、そこで営む暮らしにも、もっともっと、愛着が持てるんじゃないか。

そんな想いから生まれたのが、HandiHouse project。
僕たちは、間取りのプランニングから素材選び、工事の過程まで、住まい手となる施主が参加する、ワークショップ形式の家づくりを行っています。

住まい手のコミット具合はさまざまで、間取りのプランニングを集中的に行って、工事は僕らや職人が行うこともあれば、プランニングも素材選びも、実際の工事も、すべてを一緒になって行う住まい手も。時には、解体後を見てから住まいの妄想を始めて、手探りで家づくりを進める住まい手もいる。

そういう家づくりは正直言って手間がかかるし、「完成した商品」としての家を手に入れる方が簡単かもしれない。でも、出来上がるまでのプロセスも含めてが、「自分の家」だと思うから。供給側がつくりあげる「モノ」になってしまっている住宅を、住まい手の「手」に還したい。

僕らが提案したいのは、みんなで一緒にライブのように楽しむ家づくり。CDやデータで聞く音はクリアーで安定しているけど、生の音と空気が体験できるライブは、その場限りだからこその贅沢さがある。

そしてそのライブは、余韻となって住まい手に残り続ける。家が出来上がったあとに、どんな丸ノコやインパクトを買ったらいいか相談してくる人。毎回、訪問するたびに内装が変わっている家。ライブで見聴きした音やパフォーマンスに感動して自分もギターを始めてしまうような、そんな「いつまでも終わらない家づくり」が、HandiHouse projectの目指す家づくり。

家族が増えることもあれば、暮らし方が変わることもあるし、好みが変わることだってある。だったらその都度、家に手を加えて変えていけばいい。暮らしが続く限り、家づくりという音楽は続く。その終わりのないライブを、一緒に盛り上げていきたい。

「妄想から打ち上げまで」というキャッチコピーには、そんな願いが込められています。

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住まい手の幸せも、
つくり手の幸せも

住まい手が幸せな家づくりを目指すのは当然だけど、つくり手はどうだろう?

HandiHouse projectが始まったのは、それぞれ設計や施工の仕事に携わっていたメンバーが一様に抱いていた「僕たちは、誰のために、何をつくっているんだろう?」という疑問がきっかけでした。

細かく分業化され、受身受身で作業をこなさざるを得ないつくり手たち。ただただ工期に追われながら仕事が進み、精魂込めて仕上げた空間を喜んでくれる住まい手の顔を見ることもない。そんな家づくりは、果たして「いい家づくり」なのだろうか。

たとえば「寸法決め」という作業ひとつをみても、現場でお客さんと一緒になって、「ここ?」「もうちょっとこっち」と相談しながら決められれば、図面をつくる作業が簡素化できるし、クレームが出ることも避けられる。

HandiHouse projectの家づくりでは、設計プランも、使う素材も、すべてを住まい手と直接話し合って決めていきます。でも、すべて住まい手の言う通りにつくるわけではなく、「こうしたらもっといい」「こっちのほうが面白い」という僕らの思いを伝えて、お互いぶつかり合いながらつくっていくスタイル。

実際につくる人とコミュニケーションしながら取り組むから、住まい手は意見が言いやすいし、そうなるほど僕らも言いやすい。家は住まい手のものだけど、その家づくりは僕らつくり手にとっても「自分ごと」だから。

つくり手が楽しめなければ、住まい手だって楽しめない。
だから僕たちは、つくり手も幸せな家づくりがしたい。

住まい手も、設計士も、大工も、塗装屋も、電気屋も、水道屋も。
みんなが同じ「家づくり」という舞台に立つプレイヤーであり、それぞれがエンターテイナー。
そんなプレイヤーたちのセッションが生み出す、世界にひとつだけの家。

住まい手は、誰が家をつくるのかを知り、どうできあがるのかを知ることで、
住まいへの愛着だけでなく、住まいを住みこなしていく力も育つ。
つくり手は、自分の仕事が誰にどう喜ばれるのかを知り、自分の仕事の価値への誇りが育つ。

「つくり手も幸せな家づくり」を広げていくことは、
これから先の住まい手たちの幸せな家づくりの土壌を育むことにもつながる。
HandiHouse projectが目指すのはそんな、住まい手もつくり手も幸せな家づくりです。

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「ハンディハウス」
という文化をつくる

2011年のスタート時からこれまで、HandiHouse projectはメンバーそれぞれが独立した個人事業主で、家づくりという「project」ごとに、住まい手と職人さんとチームを組んで活動をしてきました。

2018年夏、HandiHouse projectを会社化すると決めた時、「project」を残すか残さないかについて、メンバー内で議論になりました。そうして決まった会社名は、「株式会社HandiHouse project」。

なぜ「project」を残したかというと、僕らがやりたいことは「家をつくること」ではなく、「住まい手もつくり手も幸せな家づくりの形を、もっともっと世の中に広めていくこと」だから。

これからのHandiHouse projectは、ひとつひとつの家づくりを通しての活動も継続しながら、
HandiLaboを実験・検証・発信の場として、「家づくりを楽しむ文化」を育てていきたいと考えています。

子どもたちはこれからの時代を生きる術を学び、大人たちは住まい方の未来を広げていく。「つくる」という行為とスタンスを身につけることは、家づくりだけでなく、そこでの暮らしや、生きることの楽しみにもつながると思っています。

そして、住まい手と一緒に家づくりに取り組むつくり手を全国に増やし、ネットワーク化していくことも、僕らの新たなビジョンのひとつ。つくり手たちがこれからの生業のつくり方と在り方を考え、活躍の場を広げていくための活動も行なっていきます。

「それってハンディハウス的だね」そう言われるような家づくりの文化を、世の中に生み出したい。

つくる力で未来をつくる、つくる力で世界を豊かにする。日本中が、住まいを楽しみ尽くすために。
HandiHouse projectの新しいステージが、始まります。

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OUR PROJECT